「美濃牛」 殊能将之 ・・・ ♪♪♪
2011-02-24
★あらすじ★「鬼の頭を切り落とし…」首なし死体に始まり、名門一族が次々と殺されていく。あたかも伝承されたわらべ唄の如く。―『ハサミ男』で鮮烈なデビューを遂げた著者の才能を余すところなく表出し、ミステリのあらゆる意匠が豊潤に埋め込まれたこの物語は、新たな探偵小説の地平を切り拓き、2000年ミステリ界の伝説となる。「みのうし」?「みのたうるす」?「みのぎゅう」?
何て読むんかな?まあいいか。造語だろうし。
さて内容ですが、私の好きな横溝正史の「金田一耕介」シリーズを髣髴とさせる内容です。
ミステリーとしては普通でしたが、氏は横溝ファンなんでしょうね。
お約束の美少女も出てきますし私には非常に合った作品でした。
横溝好きの方であればオススメできる作品だと思います。
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「キマイラの新しい城」 殊能将之 ・・・ ♪♪♪
2007-08-08
★あらすじ★「私を殺した犯人は誰なんだ?」欧州の古城を移築して作られたテーマパークの社長が、古城の領主の霊に取り憑かれた!?750年前の事件の現場状況も容疑者も全て社長の頭の中にしかない。依頼を受けた石動戯作も中世の人間のふりをして謎に迫る。さらに、現実にも殺人が!石動はふたつの事件を解明できるか。氏の得意な本格ミステリーではないのですが、楽しめました。
「大衆小説」とでも言うのでしょうか、江戸川氏の活躍ぶりは面白かったです。これで謎解きがもう少し複雑であれば♪4個なのですが。
しかしながら読みやすいですしオススメです!
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「鏡の中は日曜日」 殊能将之 ・・・ ♪
2007-06-28
★あらすじ★かくて閉幕――名探偵、最後の事件!歪(いびつ)な館、梵貝荘(ばんばいそう)の惨劇。名探偵の死にざま。
鎌倉に建つ梵貝荘は法螺(ほら)貝を意味する歪な館。主は魔王と呼ばれる異端の仏文学者。一家の死が刻印された不穏な舞台で、深夜に招待客の弁護士が刺殺され、現場となった異形の階段には1万円札がばらまかれていた。眩暈と浮遊感に溢れ周到な仕掛けに満ちた世界に、あの名探偵が挑む。隙なく完璧な本格ミステリ!
うーん、難しい。探偵、作家、旦那、その父親、誰が誰だかパニックになります。もろに「叙述」トリックではないとは思いますが、かなり「叙述」入ってます。まあ著者はその第一人者ですから仕方のないことですが。。。
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